御許山(おもとさん)(647m)・雲ヶ岳(654m)
【前書き】
御許山は国道10号線を挟んで津波戸山と対峙する山です。
御許山の9合目には宇佐神宮の奥宮の大元神社がある。大元神社からさらに奥、即ち、御許山の山頂に登る事は禁じられている。
雲ヶ岳は、御許山と尾根続きの山で御許山の南に位置する。
【年月日】’09.4.5(日)
【コースタイム】大元神社登山口(10:20)→大元神社(10:50)→雲ヶ岳分岐(11:05)→雲ヶ岳(11:20-55)
→分岐(12:10)→登山口(12:25)
【同行者】単独
【写真と解説】
カーナビを見ながら進んでいると正面に御許山が見えてきました。左が御許山で右が雲ヶ岳でしょうか。
台集落の大元神社登山口。薄暗くて、あまり良い気持ちはしません。
車は10台位は止められます。
ここの標高が約450mですから、実際に登る高さは200m程度です。
登山途中、一箇所だけ御許山山頂を望める場所があります。
山頂には三所御体という三つの巨岩が祀られているそうです。
大元神社です。正面の赤い箱は、「おみくじ」が入っているようです。
青いポリバケツは、手水が入っているのでしょうか。
宇佐神宮の奥宮ということで緊張してきたら、赤いおみくじ箱と青いポリバケツ。この色彩感覚のなさ。がっかりしました。
山頂を踏ませないだけの神域であるのなら、もう少し厳かな雰囲気を保つようにして欲しいと思います。
登山道の途中に雲ヶ岳への分岐があったので、行ってみる事にしました。
途中の急坂が前日の雨でぬかるんで非常に滑りやすい状態でした。
山頂は(財)大分県環境管理協会20周年記念で木を伐採して、植樹をしているようでした。
「雲ヶ岳」の標識の左に三角点の説明板がありましたが、そんな物よりも200m先に展望台がある事をはっきり表示して欲しい、というのが実際の感想。
この奥200mに展望台があるのです。字の薄れた看板がなければ、展望台に行かずに帰るところでした。
なにせ御許山も雲ヶ岳も展望が得られないのですから。展望台があるなら表示して欲しいですね。
宇佐神宮との関係を考えたら、宇佐神宮がはっきり見えるのか、とか考えるじゃないですか。
展望台です。柱が立ててあって、鯉幟が攣ってありました。
展望台からは、右に由布岳と鶴見岳が大きく見えます。今日は霞んではっきりとは見えませんでした。
写真は津波戸山です。国道10号線を挟んで北東方向です。
【後書き】
柔道の疲れもあり、天気も今一だったので山歩きは軽くと思い、宇佐の御許山まできました。
今回のコースがベストだったのか?ちょっと疑問ですが、神域の雰囲気に少し欠けることばかりでした。
宇佐神宮の奥宮として、本当に大切にされているのでしょうか?
立ち入り禁止の看板だけでなく、由緒を記した案内板も欲しいと思いました。